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更新日:2024年11月8日
牡鹿柵造営1300年企画展
期間 2024年11月2日(土) 〜 2025年2月24日(月)
多賀城は今年、創建1300年を迎えました。牡鹿柵は多賀城が創建された神亀元年(724年)とほぼ同時期に造営されたと考えられています。その牡鹿柵について特集した「牡鹿柵造営だいたい1300年企画展」を開催いたします。
国指定史跡の赤井官衙遺跡は、近年の発掘調査によって古代の城柵(軍事・行政施設)の外郭とみられる材木塀跡や大溝跡が発見され、『続日本紀』にみえる牡鹿柵であることが明らかになりつつあります。城柵内部では、郡家の正倉の可能性がある「倉庫院」、郡の長官である丸子・道嶋氏の館と考えられる「館院1」、国司の館の可能性がある「館院2」が確認され、これらも城柵の主要な施設であると考えられます。
牡鹿柵は、当時の朝廷と蝦夷の境界に位置する多賀城と関連が深い城柵であり、その造営時期も多賀城が造営された神亀元年(724)とほぼ同時期であると考えられています。
この度の企画展では、赤井官衙遺跡から出土した外郭材木塀の柱材を初めて公開するとともに、官衙的な性格を持つ遺物を中心に展示します。また、牡鹿柵に勤務した官人の墓所である矢本横穴から出土した遺物も併せて展示します。
多賀城が創建されて1300年、牡鹿柵が造営されて約1300年にあたる年に、牡鹿柵をテーマとした企画展をぜひご覧ください。
多賀城創建1300年を記念して作成した牡鹿柵御城印も同施設で配布中です。ぜひみなさまご来場ください。
・開催日
2024年11月2日(土)~2025年2月24日(月)
・場所
東松島縄文村歴史資料館 企画展示室
9時00分~16時30分(最終入館は16時00分まで)
水曜日休館、年末年始休館(令和6年12月28日~令和7年1月3日)
・観覧料
一般400円(常設展料金で企画展を観覧可)
・お問合せ先
東松島縄文村歴史資料館
電話 022-88-3927